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2008,04,11, Friday
文字盤の視認性
機械式腕時計で実用性を考えると精度はもちろんですがあと視認性ですね。特に暗闇などで時間が確認できると大変便利ですね。
ロレックスのエクスプローラー系やサブマリーナ系のスポーツウォッチやパネライのルミノックス及びラジオミールなどが視認性た高い時計と言えますね。 暗闇でも時刻を確認できるよう、時計の文字盤に数字、バーインデックスや針に塗られている蛍光塗料のことを言いますが、この蛍光塗料は、外から受ける光を中の蛍光体に吸収・蓄積して光を放つものでしたが、しかしこれらの蛍光塗料もある一定年数が経つと、ほとんどと意味がなさなくなって光らなくなってしまうことでした。そこでオーバーホールで文字盤に蛍光塗料を塗り直す作業が必要でした。でも最近では、ラジウムやトリチウムなどの光を吸収しなくても、塗料自体が発光する自発光塗料などのものが採用されるようになって大変暗闇でも視認性が高くなっていますね。 このトリチウムは、従来の蛍光塗料と比べ実に100倍近い驚異的な視認性を実現していますし、おおよそ10年以上は夜行の視認性を保たれるようですね。 そこで「トリチウム・カプセル」という言葉を御存知でしょうか? 腕時計マニアな人だったら解るかると思いますが、トリチウムという物質は暗闇の中でぼんやりと発光する性質があります。良く使われている普通の蛍光塗料とかは単に光を吸収して一定時間光る蓄光物質でありますが、トリチウムはまったくの別物で、まったく光の無い場所でも永遠に光り続けることが出来る物質で、つまり放射性物質になります。 昔の軍用腕時計とかには、文字盤等に直接トリチウムを使用していた物があったらしいのですが、人体の影響を考えると放射性物質を放出しているのでかなり危険度が高いと言えます。そこでこのトリチウムをガラスでコーティングしてから時計の文字盤にはめ込んで使用するようになってます。これにより放射性物質の漏れを防げることで、人体に放射性物質の影響が少ないにもかかわらず、暗闇でも時間を見れる腕時計を作れるようになって来ました。これが「トリチウムカプセル」という技術です。電池を使わない機械式の腕時計で常に暗闇で使用出来るようにするトリチウムカプセルは、1990年代後半頃まではこの方法が一番みたいでしたね。それとトリチウムガスが発する緑色の光は人間の目に最も優しい光の波長であると言われています。 現在では、新たに「ルミノバ」または「スーパールミノバ」と言う蛍光剤が使用されるようになりトリチウムは危険度が高いと言うリスクがあることで生産数がほとんど無くなっているようですが、この方法で作っているスイス製の時計の文字盤に「T SWISS」「 MADE T」と表示されていればこの「T」の文字はトリチウムが使用されていることを示すものと言えますね。 |